2010年03月19日

火災 民家から出火 男性?1人死亡4人搬送 大阪・茨木(毎日新聞)

 14日正午ごろ、大阪府茨木市三島丘1の木造2階建て民家から出火し、約1時間15分後に消えた。2階からこの家に住む男性(17)とみられる遺体が発見され、いずれも21歳の男女と3歳と0歳の男児の計4人が煙を吸い込むなどで、病院に搬送された。府警茨木署が身元確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。

 現場は中国自動車道茨木インターチェンジの東約2キロの住宅街。

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2010年03月18日

亡き親友、今でも夢に…目覚めて「もう、いねーんだな」 秋葉原殺傷(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原殺傷 第5回公判】(5)

 《加藤智大(ともひろ)被告(27)のトラックにはねられ、けがを負った男性被害者Bさんに対する証人尋問が続いている。一緒にいてはねられた友人の川口隆裕さんとAさんは死亡したが、Bさんはそれを自宅のテレビニュースで知ったという。Bさんは検察官の質問に答え、2人の葬儀に参列した際の思いを語りはじめた》

  [フォト] 無差別殺傷事件の現場となった交差点

 検察官「川口さんとAさんの葬式に行きましたね」

 証人「はい」

 検察官「そのときの気持ちはどうでしたか」

 証人「友達が亡くなったので、喪失感というか…むなしさがあふれ出てきました」

 検察官「葬式で、2人の姿を見ましたか」

 証人「はい」

 検察官「どのような様子でしたか」

 証人「川口君は、見たのは顔だけで、化粧(死に化粧)もしていたので、別人のように見えました。A君は、顔中アザだらけで…とても痛々しいと思いました」

 《ここで検察官はBさんに、事件当時の交差点が写った写真を示したようだ。Bさんは、検察官の指示に従って、川口さんやAさんらが倒れていた位置に丸をつけていく。傍聴席から見える大型モニターでは、その様子はうかがえない》

 検察官「被害の様子を今でも思いだしますか」

 証人「はい。今でも川口君やA君が夢に出てきて、危ない状態から回復して、話をするような夢を見ます」

 検察官「どのように話しかけるのですか」

 証人「自分の心境を…。『心底、良かったな』と、2人に話しています」

 検察官「夢から覚めたとき、どのような気持ちですか」

 証人「そうですね…。夢を見ているとき、すごくうれしかったのもあるし、夢から覚めて、『もう2人はいねーんだな』と思って…。悲しさというか、むなしさが、すごく出てきます」

 検察官「2人の様子を思いだしますか」

 証人「はい」

 検察官「どういう場面ですか」

 証人「事件直後に、2人が倒れているところを思いだします」

 検察官「2人を失って、今どう感じていますか」

 証人「やはり、喪失感…それと、憤りも感じますし…。むなしさ、悲しさが一番です」

 検察官「憤りとは?」

 証人「自分の日常を木っ端みじんに壊されたし、それに対する怒りです」

 検察官「今でも車を見て『怖い』と感じることはありますか」

 証人「近くでトラックなどが高速で走っているのを見ると、かなり怖い思いです」

 検察官「友人2人の命を奪われて、今、裁判が行われています。何か思うことはありますか」

 証人「被告は今、何を考えて臨んでいるのかなと思います。2人を殺されたし、何でいま、のうのうと生きているのかな、と思います」

 《加藤被告は、うつむいたままだが、少し身じろぎしたようだ。公判では常に猫背気味に座っている加藤被告だが、この日はいっそう背中が丸まってみえる》

 検察官「どのような処罰を望みますか」

 証人「死刑を望んでいますが、安易に死んで逃げる、というか、楽になるようなことでいいのかと、疑問には思います。ですが、死刑以外では、満足できないという思いです」

 《Bさんの厳しい処罰感情を引き出して、検察側は質問を終えた。続いては弁護側の反対尋問だ。Bさんらが、交差点で加藤被告のトラックにはねられる直前の状況から質問していく》

 弁護人「信号待ちをしていたとき、先頭の人との距離はどれくらいでしたか」

 証人「覚えていません」

 弁護人「どのくらいの位置で信号待ちをしていましたか」

 証人「自分たち以外に信号待ちをしていた人はたくさんいたので、(待っていた人の中では)先頭ではなかったと思います」

 《弁護人は、Bさん一行が交差点を横断した際について、細かい状況を確認していった。Bさんは記憶があいまいな部分も多いようで、「覚えていません」という答えが続く。質問は、トラックにはねられた後の状況に移る》

 弁護人「気づいたらうつぶせだったそうですが、トラックがどう走っていったかは見えましたか」

 証人「見えていません」

 弁護人「刃物を持った男がいると(現場で)聞いたとのことですが、自分では見ましたか」

 証人「見ていません」

 弁護人「自分で見てはいないんですね」

 証人「はい」

 《弁護人は、事件について語ったBさんの供述調書の信頼性を確認しているようだ》

 弁護人「被告人がなぜ事件を起こしたと聞いていますか」

 証人「まあ…インターネットで軽く見るぐらいのことしか知らないです」

 弁護人「ご自身の供述調書で、『(被告は)人生をあきらめていたらしい』と書いてありますが、そういう認識でいいんですか」

 証人「そうですね」

 《次に、弁護人は、加藤被告が被害者に送ったという手紙について質問していく。友人を加藤被告に殺害された証人のBさんは、言葉を探るように、感想を述べていく》

 弁護人「被告人の手紙をごらんになりましたか」

 証人「見ていないです」

 弁護人「なぜ見ていないんですか」

 証人「何を書いていても、満足というか…そういう…正の感情は…。負の感情以外はわかないから」

 《ここで尋問する弁護人が、別の男性弁護人に交代した。加藤被告は時折メモをとっている》

 弁護人「将来も手紙を読む気はありませんか」

 証人「いえ。いつか読むつもりですが、いつかは決めてはいません」

 弁護人「先ほど、『死刑以外は満足しないが、死んで楽になるのは…』とおっしゃいましたが、それをもう少し説明していただけますか」

 証人「もっと苦しんでじゃないが…。被告に…もっとつらい思いを…」 

 《Bさんへの証人尋問は終了した。村山浩昭裁判長が、Bさんが検察官に従って印をつけた地図などに署名するように促した。加藤被告はその間、何かメモに書いている》

 村山裁判長「午前中はここまでです。午後は供述調書の取り調べを行った後、証人尋問を行います」

 《公判は休廷した。裁判長に退廷するよう促された加藤被告は、傍聴席に向かい、一礼して退廷した。午後は1時30分から法廷が再開する予定だ》

     =(6)に続く

(4)迫るトラック、友人が背中を押し「自分を救ってくれたと思う」 秋葉原殺傷第5回公判ライブ
被害者に証人尋問 「秋葉原殺傷 第4回公判」特集
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2010年03月16日

札幌ホーム火災 吹き上がる炎「中に人。助けて」(毎日新聞)

 燃え広がる炎が7人をのみ込んだ。13日未明に発生した札幌市北区のグループホーム「みらい とんでん」の火事。犠牲者は郊外で身を寄せ合って暮らすお年寄りたちだった。「みんな仲がよさそうだったのに、どうしてこんなことに……」。近所の人や関係者は突然の惨事にショックを隠せなかった。【金子淳、円谷美晶】

 「中に人がいる。助けて」。近所に住む商店経営の男性(68)は、13日午前2時半ごろ、女性の絶叫で目が覚めた。驚いて玄関から飛び出すと、グループホームの屋根から炎が吹き上がり、煙が立ち昇っているのが見えた。既に建物全体にオレンジ色の炎が回っており、「炎と煙で中の様子は分からなかった。とても入れる状況ではなかった」と話す。

 グループホームの隣に住む20代の女性は、飛び火を恐れて家族4人で屋外に避難した。「怖かったし、驚いた。とにかく逃げなきゃ、と思った」と振り返った。

 出火に気づいたグループホームの女性職員(24)は現場から約250メートル離れた屯田交番へ駆け込んだ。当時、警察官は留守で、女性は交番の電話で札幌北署に「火事です、火事です」と助けを求めつつ、同時に携帯電話で119番した。二つの受話器を両耳に当てて説明しようとしたが、場所の説明ができないほど取り乱していたという。

 グループホームには9人の高齢者が暮らす。室内犬1匹を飼育し、入居者が職員と散歩に連れて歩く姿も見られた。クリスマスや入居者の誕生日などを祝うイベントも催され、入居者の家族が集まることもあったという。昨年のクリスマス会に参加した民生委員の女性(67)は「家庭的な雰囲気で仲が良かった。まさかこんなことになるとは」。毎月、入居者の整髪を行っていた理髪店経営の男性(65)は「運営はきちんとしていると思っていた。亡くなった方のことを考えるとつらい」と声を詰まらせた。

 毎月、食事指導などでグループホームを訪れていた管理栄養士、佐々木志津子さん(73)によると、施設では自力歩行ができる3人が2階、介助が必要な6人が1階に入居。夜間は職員1人が徹夜で巡回などを行っていた。「何とも言えない。(入居者)一人一人の顔を思い出すと涙が出てきます」と話し、目頭を押さえた。

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